自閉症 / 映画

  • 2012/11/29(木) 23:03:16

..11月の更新はこの1回になりそうです。
一応ネタとかは用意していたのですが。

 まぁ..いろいろ大変でした、今月は。

 先日某海外ドラマを見ていたら、
ストレスの大きな3大人生イベント
(*正確には「自殺の引き金」と言ってた気もするけど..)は
「死別」「離婚」「引っ越し」の3つなのだそうで。

 で、その引っ越しは..
結果的に順調に運んだものの、
その前後で自分なりに完璧な遂行を目指す中で、
かなり、無理をしていたのかもしれないなぁと思いました。
(昨年の引っ越しは、荷物がほぼ無い状況だったし..
 内実はともかく行動強度レベルでは
 ”夜逃げ””逃避行”程度だった)
 業者さんには
「当日朝の時点でここまで完璧に準備できていたひとは、
 最近では珍しい!」と褒められ。

 そんなこともあり..
その前後に腰も痛め、風邪もひき(笑)
まぁいろいろと、疲労が溜まっていたのでしょうね。


 本題:
私の趣味のひとつは映画や小説やマンガ等で扱われている
「自閉症」の収集なのでした。

 とはいえそれこそ「レインマン」的に、
まっ正面から扱うものは
(*個人の趣味としては)外したいところなので..
どちらかといえばまさかそのジャンルで!そんな扱いで!
という感じの微妙さが好きです。

 一方で軽度発達障害扱いのひとなど(以前にも述べたように)
ひとを扱った創作物の中では殆ど当たり前のように、
登場し、扱われてきたわけですけど。

 最近はその傾向がやや強化され、より意図的に扱われることも
増えた気がしないでもないです。

*「悪の教典」(の原作)では、主人公の
 共感性の欠如がサイコパスに繋がるような、
 かなり明確な描写があって、
 おいおい大丈夫かよと思わなくもなかったのですけど。

というわけで、比較的最近..今年に入って収集した映画2題。


・「チョコレート・ファイター」
 2008.タイ.日本では2009年公開

一応主人公が自閉症で、その特異な才能
(目にした動作をそのまま模倣できる)で
戦うって話は知ってはいたのですけど。

 それでも自閉症はあくまでネタで、
そこそこ笑かしにくる映画かと思っていたのですが、
全編予想以上にシリアスなトーンで、
戦う事情もそれなりに真面目。
しかも意外なほど真剣に、
自閉症やその症状、
動きかたや感覚世界を扱っているので、
少々驚きました。
 少なくとも制作側が結構まともな指導を受けたか、
関係者に自閉症者が関わっているか、どっちかでしょうね。
 幼児期を演じるゼンちゃん(主人公)たちも、
顔も演技もなんかそれっぽい。

 そしてそのバトルは無論..
超絶レベルなのでした。
でもまぁ今時のキレキレな演出/編集の
映画を観慣れている身としては、
いちいち戦いが長尺過ぎる/多すぎる 
気もしなくもないですけど。

 とはいえ終盤の..
「自閉症 vs 発達障害っぽいひと(笑)」
のバトルは、なんか燃えます。
(..発達じゃなくて精神系かもしれないけど)

 ..いや、やっぱり凄い気迫です。
作品自体に向けられる熱が、凄い。
終了後に流れる、
NG集ならぬ 「つい当てちゃった集」映像を観るに、
今時タイ映画の気迫を思い知らされます。
すんげー痛そう。
井上真央似の主人公ジージャーさん、頑張り過ぎ。

そんな映画に阿部寛が重要な役で出ているのも、素直に嬉しい。


・「ミミック」1997.アメリカ *モンスターパニックものです

 別に虫は..好きじゃないというか。
ゴキブリは嫌いですけど。

 それが「ただのでっかい昆虫」ではなく、
遺伝子操作とそれ自体の”進化”の産物であること
(その基礎となったシロアリもカマキリも、
 ゴキブリの近縁種なんですってねぇ..ふー。)、
そして”捕食対象”に「擬態」すること!

 このアイディアは実に秀逸だし、
その戦闘能力と相まって、
「地上に出たら本当にやばい!」感を盛り上げます。
登場人物も、作りこまれていて好感触。
皆結構好人物だし。

 そして自閉症児が..
(*劇中で自閉症と言葉では言われていないけど、
 かなりモロな感じ)
ここまできちんと扱われたホラージャンルの映画って、
個人的には初めて観た気が..
 そのチューイくんについては、
 中盤”ああゆう”展開になって
「こ、殺しちゃったわけ?」
と(立場上)マジで気分が沈みました。

 終盤の終盤まで、
結構本気で手に汗握る展開に持ち込めるあたり、
流石ギレルモ・デル・トロ
(「永遠の子どもたち」はやっぱり名作)
の手腕なのでした。

ミミック