どうぶつしょうぎ
- 2009/10/16(金) 21:40:15
どうぶつしょうぎ、です。
http://joshi-shogi.com/doubutsushogi/
世間でもそれなりに話題になっていましたし、
私も某新聞で目にして、興味をもったクチでした。
(2人対戦用のボードゲームは、仕事的にチェックが入る)
購入してからここ1ヶ月くらい、
仕事で使っていましたけど、いい感じ、ですね。
「療育の観点で何を狙っているか」
については敢えて述べませんが(笑)
これの使い方や理解の進度、実施法の変化の様子で、
それなりに私の見たいものを見ることが出来ます。
それはそれとして..
私は将棋が弱かった。
自分より明らかに(知的側面で)格下と見做していた某近親者(笑)
に、生涯一度も勝てたことがない!(っても小学校低学年くらいのことですが)
ことからも、自信をもってそう言い切れます。
何が弱かったのかを今考えるに
・部分に反応し全体の動きに対応できない
(特定のコマの取った取られたに固執し拘泥し過ぎた)
ということも大きかったのですが、
・「詰める」方法論が完全に無かった
ことが、どうもかなり大きな要因だった!
…と、結論が出ました(笑)。本日。
本日、ケース(小学校低学年/将棋はやっている/どうぶつしょうぎは初めて)に対し、
(練習しながら)勝つための戦略としてどうぶつしょうぎ固有の特性を踏まえ
・個々のコマには、将棋ほどに明確な能力の優劣はない。
故に個々のコマに必要以上に固執せず、
比較的あっさり取らせても問題ない。その分は敵から取り返せばいい
・どうぶつしょうぎでは、取って取られて、
使えるコマを出し惜しみせずバンバン使うといった方向性が求められる
などの指示を与え(彼はそれを即座に採り入れる)、
…そして次の勝負に敗退した自分が居る(笑)
彼に与えた更なる指示が、「詰める」ための要件であり、
・とりあえず相手の王(ライオン)以外のコマを減らし、守りを引っぺがしていく
・ひとつひとつのコマを王近辺に送ってもダメ。
複数のコマを周囲に仕込んでから、侵攻して同時に攻める
という指示を与えたところで
「(私は) これが分かってなかったんだ!!」
と自分の方が気づき、内心叫んでいる(笑)
…そんなこと誰も教えてくれなかったなぁ、当時。
分からないので当時の私は
「とりあえず王の近辺にコマを送っていけば勝てる!」
と勝手に納得して、せっせと(一個ずつ)送っていたのでした
(と、本日思い出した)。
というわけで。
どうぶつしょうぎ自体は(課題としての評価は上記した通り)、
「将棋を理解し親しむ」→「将棋へと興味を繋ぐ」という観点では、
物凄くよく出来た教材だと思います。
・コマ運びのルール(将棋の基礎の基礎:コマによって動きが違うことへの理解)
→コマに動ける方向が描かれているのも、構造化の観点で完璧。
・その他将棋の基礎的なルールの理解
(コマをとったり取られたり使ったり/歩成りト金とか)の促進と習熟
・そして単純化されたが故に、
私にしても「詰めの方法論」を理解しやすくなったわけで。
ここで行われているのは
・構造化(ルールの視覚化と簡素化)
・課題分析(複雑な課題を小分化して提示し、課題への理解を促進させる)
なのですね。
実際これなら将棋を知らない方(お母さんとか)でも、
ルールブックを見ずしていきなり子どもに付き合えるし、
それでいながらゲームとしては、
「プロの棋士同士でやりあっても充分成立しうる程度」に、
高度な水準でバランスが調整されている。
子どもとしても(将棋を知っていたとしても)
これをやっているだけで、自動的に将棋に対しても強くなり得るわけで。
これを考え出した女流棋士さんは..
多分とんでもなく将棋の振興に貢献することになる、のではないでしょうか?
私が協会(?)の偉いさんなら、
この貢献をもって速攻で会長(?)に推挙しますね。

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